違
mine私は、そこで少し違和感を覚えた。
とある休日の朝、私は公園のベンチに座っていた。
公園は、家から徒歩5分の場所に存在している。
木がお互いを支え合うかのように生い茂っていて、
雨上がりなのか、少し土の香りがした。
「私の好きな香りだ」
その香りに気を取られていると、何やら上から陽気な歌が聞こえてきた。
どうやら木立では鳥たちがなにかお喋りをしているようだ。
「焼酎一杯ぐぃ~!、、、焼酎一杯ぐぃ~!」
お酒が好きな鳥たちのようだ。私はその鳥を「おやじカナ」と呼んでいた。
私がそう名づけたのだ。本当の名前は知らない。
どんな姿をしているのかも知らない。
初めて聴いたときは、少し匂っていたが、
そのお喋りはもう私にとっては、程よい「BGM」みたいなものだ。
座っているベンチは、少し年季の入った赤色の長いす。
そのいすを支えているのは、2つの木の柱。
その柱にはあちこちに傷があり、今にも崩れてしまいそうだ。
私は、柱の傷に目を留めていたが、やがてゆっくりと視線を前へ移した。
視線の先では小さな3人の子供たちが黄色の帽子を振り回していた。
『これやろうよ!』
子供たちの目線の先にあるのは、ブランコだった。
そして、誰が先に乗るのかじゃんけんを始めようとしていた。
『最初は、グー、じゃんけん、ポン!』
私は、その光景を眺めながら、そっと煙草に火をつけた。
――はずだった。
子供たちが出した手は3人揃ってパーだった。
「あいこだ。」
私は、パーがじゃんけんの中で2番目にでる確率が高いこと知っていた。
子供たちが顔を見合わせる。子供たちの口角が少し上がる。
そして、なぜか子供たちは、私を見て頷く。
「お兄ちゃん、じゃんけん、勝ったんだね。」
子供たちが手のひらを私の方に向け、
ゆっくりと近づいてきた。
嵐が急に消え去るように、小鳥たちの声はふっとやむ、
瞬間、私は暗闇の中に包まれた。
暗闇の中で1つの光が私を照らした。
目を開けると、私はベンチの上に座っていた。
どうやら私は、夢を見ていたようだ。
振り返ってみると、
小さな3人の子供たちが黄色の帽子を振り回していた。
私は、そこで少し違和感を覚えた。
この物語はフィクションであり、
実在の人物 団体 事件とは一切関係ありません。
次の例を見ると、文の解像度が上がります。
「公園」:"垣内公園"
「土の香り」:人によって違う(懐かしい香り)
「焼酎一杯ぐぃ~」:"センダイムシクイ"と呼ばれる鳥
「黄色の帽子」:"通学帽"(野球帽型)
はじめまして。
mine(ミネ・マイン)です。
よく海外の人と間違われるのですが、純日本人です。
なぜ【違】というタイトルなのかについて。
簡潔に申し上げると、学生と社会人の違いが、
私にとって大きいかなと感じます。
特に人間性については、学生時代からも感じていましたが、
様々な考え、気持ちを持った人がいると思いました。
それは私にとって刺激であり、学びであると日々実感しています。
このBlog(mineのサードプレイス)の最後に、
個人的おすすめ曲をこれから残させていただきます。
ラジオ感覚で聴いていただけると嬉しいです!
6月の曲は私が好きなアーティストの1人で、
まもなく映画が公開されます。
この曲は彼の1stアルバム「Off the Wall」
からのセカンドシングルで、世界中を魅了した曲の1つです。
彼の世界観に耳を澄ましてお聴きください。
マイケル・ジャクソンで
「Rock With You」

コメント
茶クラ
mineさん、入社おめでとうございます。
ブログと思っていたらまさかの掌編小説で、ブログとは思えないほどの満足感…!
小説のクオリティが高すぎて、思わず読み入ってしまいました👀
学生から社会人になって、生活リズムや人間関係など様々な部分で違いを感じているかと思われますが、沢山のことを学びながら少しずつ慣れて、充実した社会人生活を送ってください。
次回もこだわりが詰まったブログを楽しみにしています!