東京宣言

とても素晴らしい時間を過ごしました。

 おはようございます。ぴらにあです。
 単刀直入で申し訳ないのですが、先週の金曜日がとても楽しかったので、その話をしようと思います。

 このブログでも自己紹介ホームページでも、一番好きな歌手はSPRINGMANですと散々言っているのですが、同じくらい好きな歌手がいます。
 その名も、「Tele」。
 SPRINGMANよりは些か知名度もあるので、なんとなく聞いたことあるよ~という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 Teleは、谷口喜多朗が作曲・作詞・編曲を手掛けるソロプロジェクトなんですが、特徴といえばずばり歌の世界観と、透明度の高い歌声にあります。
 例えば、ブログのタイトルにもなっている「東京宣言」の歌いだしはこんな感じです↓

おはよう 東京がおびえてる
もはや 童謡は生まれない
取り残された僕たちはどこへ行こうか

 こういった歌詞を、透き通る優しい声で淡々と歌います。こことは遠い世界に連れて行ってもらえるような感覚を覚えるのです。もはや、歌うジブリといっても過言ではないでしょう。おそらく。
 言葉選びも綺麗で声も柔らかいので、音源だけでは現実の上澄みを掬っているように聞こえますが、実際に歌詞を読むと違います。実は、社内は常に小さな音量で音楽が流れているのですが、六月ごろに実際に流れていた「ことほぎ」という歌の中にこんな歌詞があります。

正しくはないけど、間違っちゃないだろう。
生簀の中で海を待ってる。
幸福をいつでも 恐れる僕らは
穏やかな不幸に溺れている。

 Tele本人が感じた現実だからこそのやるせなさや無力感が、隅々から滲み溢れてくるようです。初めは子守歌のように聞こえていたはずなのに、歌詞を追いながら聞くとまるで誰かに恨み言を言っているようにも聞こえるのが不思議ですよね。つまり二度美味しいみたいなもんです。

 長々とTeleについて語っていますが、やっとこさ金曜日の話をしようと思います。なんと私、Teleのワンマンライブに参戦してきました!ヤッタネ
 死ぬほど楽しみにしていたライブなんですが、とても驚いたことは、音源と歌い方が全く違うことです。
 音源ではあまり声の起伏がなく、常に静かに歌っています。
 ですが、ライブでは一転。その魅力的な歌声はそのままなんですが、歌い方が少し...激しい? いい意味で荒い? ような気がしました。諦めてないぞと訴えてくる感じが、正直音源で聞くよりも感動しました。
 つまり、Teleは三度美味しかったです。

 MC中に、「どうせみんなポケモンじゃないんでしょう? 妖怪ウォッチなんでしょう? 若いもんね。ダイパ世代いますか? ダイパ世代の人~~!」と手を振られましたが、私は人見知りかつ小心者なので手を上げられませんでした。心の中で「オナイドシデスヨ~」と叫んでおきました。

 そんなTele、なんと来年に日本武道館での公演が決定したんです! 喜ばしい。非常に喜ばしい。

 先日参加させてただいた内定者懇親会で、自分の時間がちゃんと取れるか心配という声が結構上がってましたが、大丈夫です。楽しいことも好きなこともちゃんとできます。ライブにも行けます。笑

 皆さんも是非お暇な時があれば聞いてみてください。Teleの「Vēranda」とSPRINGMANの「still writing...」 おすすめです。

では、また次回まで。