銀メダリストと銅メダリストはどちらが幸せ?

こんちゃす、コーhayです。

自分は読書が好きで、月に3冊ほどの本を読みます(そんなに多くない)

本記事では、先日読んだ『Think Clearly』という本の内容を少しご紹介したいと思います。

この本は知識の道具箱とも呼ばれていて、人生をより良くするための考え方が全部で52個紹介されています。
すべての考え方が、脳科学や心理学の先行研究をもとに提唱されており、府に落ちる点が多くありました。

52個の考え方すべてを紹介することはできないので、その中で、最も印象に残っている1つをご紹介させていいただきます。

それは、『銅メダリストになろう』という考え方です。
意味が分からないと思うのでご説明します(笑)

過去にこのような研究がありました。
『銀メダリストと銅メダリストではどちらのほうが幸福度が高いのか』

面白い研究をする人がいるもんだ(笑)
普通に考えれば、銀メダリストだと思いますよね?僕もそう思いました。
ところがどっこい、結果は銅メダリストのほうが圧倒的に幸福度が高かったのです。

これはなぜか。
銀メダリストは金メダリストと自分を比べて、『自分はなぜ1位になれなかったのだろうか、、金メダルいいなぁ、、』
という思考に陥ってしまいます。
一方、銅メダリストはメダルをとれなかった人と自分を比べて『メダルを取れなかった人がたくさんいる中で、自分はメダルをとれた。なんて幸せなんだ』
という思考になるそうです。

本の筆者は、この研究を示したうえで読者にこう訴え掛けます。
『あなたも銀メダリストになっていませんか』と。
つまり、日常の中で、ないものねだりばかりしていないか?ということです。
『あの人はあんな豪邸に住んでいる。いいなぁ』
『あの人はあんなに地位や名声がある。いいなぁ』など。
これは銀メダリストが陥る思考そのものです。

しかしよく考えれば、私たちは日本に生まれただけでとてもありがたいことです。
ありきたりな話になりますが、世界には貧困の国もあれば、逃げ出す人がでるほど過酷な国もあります。

また、病気に苦しんでいる人もいるのだから、体が正常にうごくだけでとてもありがたいです。

ないものばかり追うのではなく、今自分がつかんでいる幸せをかみしめましょう、という意味を込めて、筆者はこう言ってます
『銅メダリストになろう』