春暁
春眠不覚暁
處處聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
いきなり漢詩のお勉強みたいになってしまいましたが。
「春眠暁を覚えず」で始まるこの漢詩は、中学の国語の授業なんかで勉強した人も多いんじゃないでしょうか。
春の眠りは快くて夜が明けたのにも気づかない
鳥の鳴く声が聞こえてくる
夜のうちに風や雨の音が聞こえていたが
花はどれくらい散ってしまっただろう
…だいたいこんな意味だったかと思います。
春、花というのだから、桜の咲く4月頃のことかという気がしますが、
中国で花といえば梅だったと思うので、
梅の花が咲いている今頃の季節を詠った詩ではないのかなぁと思います。
梅にしろ桜にしろ、
春が近づいて暖かくなれば、誰でも思うようなことじゃないでしょうか。
日本語で読んでもほのぼのする情景は伝わってくるのですが、
やっぱり中国語で音読しないと音韻の美しさってわかりません。
大学の授業で習ったことの全部を覚えているわけではないのですが、
一番わかりやすくて覚えやすかったこの漢詩は今でも暗記していて
なんとなくこの季節になると口ずさんでいます。
で、なにも漢詩の世界について語ろうというわけではありません。
語れるほど勉強してもいないんですけど。
ディー・オー・エスには、前職で中国で仕事をされていた方も何人かいらっしゃって、
なにかのきっかけで中国語専攻でしたということを言ったら、
それ以後なにかと中国語で話しかけていただくようになりました。
なので、少しはちゃんと話せるように、
勉強をし直さないといけないなぁと思っているんです。
仕事関係でも勉強しないといけないことばかりで
そんなことしている場合ではないのかもしれませんが、
中国語を全部忘れてしまいましたというのはさすがにもったいないですよね。
なんとか大学時代のレベルまで、興味と知識を取り戻そうと思っています。
それにしても、大学で勉強したことが、
業務ではなくコミュニケーションで役に立つとは思いませんでした。
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