セミとお兄さんと私

通勤中の出来事です。


こんにちは、ゆっちんです。

ここ最近は窓を開けるとセミの鳴き声が聞こえてきますね。
気温の高さに加え、セミの存在にも夏を感じます。


そんな暑さを感じる朝のことです。

駅から会社へ向かう歩道の木にも、セミの姿を見ることができます。
そんな、会社までの道をいつも通り歩いていると、
近くにあった木からセミが飛び立ちました。
近くの木に移ろうとしたのか、目の前をすごい速さで飛び回るセミ。

低空飛行のセミに恐怖を感じつつ、一歩後退。
ところがセミの旋回は止まりません。

地味に怖い...(゚゚;)

と思い立ち止まっていると、
急にセミが方向を変え、前のお兄さんへ突進。

と次の瞬間。
前を歩いていたお兄さんのシャツの袖に、先程のセミが...!!(゚◇゚)
まるで装飾品のように綺麗に引っ付いていました。

しかし、全然気が付いていないお兄さん...。
そして声をかけたくても、セミの恐怖に後ろを歩くことしかできない私...。
二人の並走はしばらく続きました。

声をかけるか否か悩んでいると、
お兄さんはそのまま建物の中へと入っていってしまいました。

セミと共に...。


お兄さんを呆然と見届けながら、
声をかけられなかったことへの後悔を感じつつ、
会社へと向かいました。

セミとお兄さん...。
その後どうなったのか...。

少し複雑な気持ちになった初夏の朝でした。