LOUVRE

読書の秋、食欲の秋に続いて、今回は芸術の秋!

・・・というわけでもないんですが、
日曜に国立国際美術館のルーブル美術館展を見に行きました。

母によると同時開催の京都の方も見ごたえがあったということですが、
大阪の方は「子供」がテーマになっていて、色々な表現での「子供」の姿が見られてとても興味深かったです。

絵画にしろ彫刻にしろ、その質感や存在感は直接見ないと感じられないもので、
友人に感想を聞かれてもうまく言葉にできませんでした。
その作品にこめられた作者の思いというものがなんとなく伝わってくるような、
劇的な感動とまでいかないにしてもなにか温かいような、もの悲しいような、そんな作品が印象に残っています。

その中に少女のミイラと棺があったのですが、
棺に描かれた絵の精妙さだけでなく、
少女を死後もそんなにまでして残そうとした人の執念や、それが何千年も経って自分の前に存在しているということが衝撃的でした。

芸術に関する教養があるわけではありませんが、たまに美術館に足を運ぶのも世界が広がって良いと思いました。


話はすこし変わりますが、先々週にあったスピーチのお題が、「入社して一番変わったところ」でした。

私は何かと考えていて、大学にいたときより交友の幅が広がってる気がするなとか、将来についての考え方がちょっと変わったかもしれないとか、プログラミングが身近に思えるようになったなとか色々考えたのですが、一番は「お金の使い方」でした。

大学のときは、もちろんアルバイトもしましたが部活の方が忙しくて、生活費は親に頼りっぱなしでした。

自炊するにも安い食材を探して、どこに行くにも交通費を気にしていました。これでもかなり恵まれた環境だったと思いますが、やっぱり手持ちのお金が少なくなってくると、ちょっと気分が落ち込んだり、余裕がなくなってきます。

社会人になって毎月決まったお給料をいただくと、それまで見切り品ばかり買っていたのが、新鮮な野菜を買うようになったり、好きな果物を買うようになったり、友達と気軽に梅田に出てご飯を食べるようになりました。

時々、実家から通えるのに何故一人暮らしなのかと聞かれることがありますが、
自分で自分を養うことができるのが楽しくて、一人暮らしを続けているのだと思います。


お金が無いなら無いなりに、楽しいことはたくさんあったのですが、生活の質が上がったから、今のようにふと思い立って美術館に行けたりもするし、欲しい本も買えます。

これからは「お金はあるけど時間がない」ってことになっていくかもしれませんが、仕事も一生懸命頑張りながら、こんな自分磨きも楽しんでいきたいと思います。