7回目の投稿
今回はオクラの育て方についてです。
オクラは、種から育てる方法と苗から育てる方法がありますが、種から育てるのは温床の準備や育苗労力が大変なので苗から育てるのがオススメです。 オクラは温暖な気候を好むので、日光がよく当たる乾いた気候が最も適しています。水やりは控えめにして、風通しの良い日照時間の多い条件で育てましょう。
-育てる環境-
種まき時期: 4月中旬から5月下旬が適期です。地温が十分に上がってから種をまきましょう。
苗の植付時期: 5月から7月が適期です。苗が10cm程度に成長したら、本格的に育てる場所に移植します。
収穫時期: 種まきから約1.5か月後、5月下旬から9月中旬まで収穫できます。
適温: 昼間25~30℃、夜間20℃前後がオクラの適温です。
-用土配合-
オクラは排水性と保水性が良い土壌を好みます。赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1の割合で配合し、石灰を用土10ℓ当たり10g、化学肥料を10~30g混ぜます。
-種まきと育苗-
種まき: 1か所あたり3粒ほど深さ1cmで種をまきます。発芽までの間は日陰で管理し、発芽後は日当たりの良い場所に移動します。
間引き: 本葉が1~2枚の頃に苗を2本に間引きます。
-植え付けのポイント-
苗の選び方: 丈が短く、葉が濃い緑色で厚みがあるものを選びましょう。
植え付け: 苗を植える際は、根鉢の肩が少し出るよう浅めに植えます。株間は30cm以上確保しましょう。
-支柱-
オクラは草丈が高くなるため、支柱を立てて支えます。支柱は1.5~1.8mのものを使用し、株が倒れないようにしっかりと固定します。
-水やりのコツ-
オクラは乾燥に強いですが、水分不足になるとサヤが硬くなります。梅雨が終わったらこまめに水やりを行い、株元に敷きワラや刈り草を敷いて乾燥を防ぎましょう。
-追肥のコツ-
開花が始まった頃から2~3週間に1回のペースで追肥を行います。肥料切れの目安として、葉が細くなる前に追肥しましょう。
-収穫-
開花から1週間ほどでサヤの長さが7~8cmになったら収穫します。収穫が遅れるとサヤが硬くなるので、若採りを心掛けましょう。
-病気と害虫対策-
オクラは比較的病害に強いですが、連作障害があるため、同じ場所での栽培は2~3年あけるようにしましょう。
害虫対策としては、アブラムシやハモグリバエが発生しやすいので、薬剤で防除するか、シルバーポリフィルムを利用して成虫の飛来を防ぎましょう。
-実がつかない場合-
肥料のバランス: 肥料が多すぎると葉や茎ばかりが茂り、実がつかないことがあります。特に窒素肥料の過剰は避けましょう。
日照不足: オクラは日光を好む植物です。日当たりの良い場所で育てることが重要です。
水やり: 過度な乾燥や水の与えすぎは実の成長を妨げます。適度な水分を保つようにしましょう。
温度管理: オクラは高温性の植物で、適切な温度が保たれないと実がつきにくくなります。特に夜間の温度が低すぎると影響が出ます。
受粉: オクラは自家受粉が可能ですが、風や虫による受粉が必要な場合もあります。受粉を助けるために、花が咲いたら軽く揺らすなどの工夫をすると良いです。
-最後に-
オクラも栄養豊富な野菜です。食べることで、便秘改善や疲労回復、免疫力向上などの健康効果が期待できます。自分で育てたオクラを食べることで、健康的な体を作ってみてはいかがでしょうか?
以上、ごじゅでした。
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